信じた道は愚直に進め。こぶしファクトリー『チョット愚直に!猪突猛進』

こぶしファクトリーは、ハロー!プロジェクト所属の8人組アイドル。2015年にメジャーデビューしたばかりの新星です。持ち曲はまだ少ないですが、明るい曲が多いのが特徴。 2016年2月発売のシングル『チョット愚直に!猪突猛進』も、このグループらしい勢いのある楽曲。この曲は、ヒャダインこと前山田健一作詞作曲です。もともと、つんくへの憧れがあり、アイドル楽曲を多く手掛けている前山田健一。特にこの『チョット愚直に!猪突猛進』に関しては、歌詞も曲調もつんくを意識しています。

2016年6月28日




こぶしファクトリーは、ハロー!プロジェクト所属の8人組アイドル。2015年にメジャーデビューしたばかりの新星です。持ち曲はまだ少ないですが、明るい曲が多いのが特徴。

2016年2月発売のシングル『チョット愚直に!猪突猛進』も、このグループらしい勢いのある楽曲。この曲は、ヒャダインこと前山田健一作詞作曲です。もともと、つんくへの憧れがあり、アイドル楽曲を多く手掛けている前山田健一。特にこの『チョット愚直に!猪突猛進』に関しては、歌詞も曲調もつんくを意識しています。



タイトルからして「ちょっとぐちょくにちょとつもうしん」と「ちょ」が3つも入っています。この曲は、全体を通して「ちょ」のリズムを刻んでいるんですね。

“チョット!チョット!
チョット!チョット!猪突猛進!!!!”


冒頭のフレーズ「チョット!チョット!チョット!」は「ちょっちょっちょ」と歌っています。さらに4つ目の「チョット!」はセリフ。この曲は「ちょっと」という言葉を巧みに使うことで、アイドル楽曲らしさを表現しています。この曲が同じ「ちょ」でも『超超愚直に!猪突猛進』だとしたら、どうでしょう。それはそれでありかもしれないですが、だいぶ力強い印象が増してしまいます。「ちょっと」という控えめな表現だからこそ、可愛らしさが生まれているんですね。

“コレがしたい コレっきゃない
客観性足りない 大問題
ブキッチョ人生 良く言えば一途”


「コレがしたい コレっきゃない 客観性 足りない 大問題」というリズミカルな歌いだし。語尾の「い」の音の連続リズムで勢いをつけています。「ブキッチョ人生」で「ちょ」の音を仕込んでいるところも巧みですね。このフレーズは、不器用ながらも「コレがしたい」!という思いで、アイドルの道を選んだこのグループのメンバーのことを歌っています。このグループは研修生出身のメンバーで構成されています。メジャーデビューしてまだ一年たらずですが、ほとんどのメンバーが研修生を3年~5年ほどやってきました。この曲に至るまでに「一途」に努力を積み重ねてきたのです。

“前だけ 見つめて 進むのさ 近道なんか ありゃしない ずっと
信じた生き方 貫いて この愚直さ バカが付くぐらいね
チョット!チョット!”


「前だけ 見つめて 進むのさ 近道なんかありゃしない」と歌うサビです。このグループが前だけ歩いてメジャーデビューまでこぎつけたこと、そしてこの先も前だけ見つめて進んでほしい、という思いが込められています。

「ずっと」の箇所は、「ずぅっとぉ」という、ややひっかけるリズムで変化をつける歌い方。この「ずっと」のリズムを変えることで、曲が単調にならないよう変化を見せ、さらに「ずっとこのグループが続くように」という密かな願望も込めています。

“正直者ばっか バカを見る 不条理なこのご時世 でも
いつかは必ず 報われる お天道さま 全部見てるってもんさ”


2番では、正直者がバカを見る不条理なこのご時世を歌います。しかし、そんな愚直な正直者だからこそ、いつかは必ず報われる。お天道さまは全部見ている。そう励ますんですね。

この曲は、聴く者に愚直に進め!とメッセージを込めた歌。同時に、曲がグループ自体への応援歌になっているんですね。このグループは、2015年のレコード大賞の最優秀新人賞を受賞しています。この曲に至っては、週間シングルランキング1位を獲得しています。しかしそんな実績も一般的には、まだほとんど知られていないでしょう。このグループは、これから愚直に猪突猛進していくんですね。



TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

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