葉月 心斎橋BIGCATを仕留めた浪花の狂犬 物語とリアルが交差する演出とボーカリスト魂が見事!!【ライブレポート】

この記事の目次
  1. ・リベンジのBIGCAT
  2. ・物語を始めたのはSTARMARIE
  3. ・『マッド博士の動物実験』ファイナル結果発表へようこそ
  4. ・アーティスト・葉月がそこにいる
  5. ・浪花の狂犬はBIGCATをぶち破ったで!
  6. ・セットリスト
  7. ・公演概要
  8. ・最新アルバム「マッド博士の嗜虐的な実験室」
  9. ・BIGCATの反響はこちら
  10. ・葉月のココだけメール


関西を中心に活躍する葉月が2月28日(火)に、大阪・心斎橋BIGCATでワンマンライブを開催した。このライブは、昨年・2016年12月リリースした2ndアルバム「マッド博士の嗜虐的な実験室」をひっさけげての「葉月2ndアルバムツアー『マッド博士の動物実験』」のツアーファイナルであり、葉月自身1年ぶり2度目のBIGCATということで、ファンならずとも注目をされていたライブだ。

リベンジのBIGCAT

UtaTenではこのライブに挑む葉月のインタビューを2月初旬に行っている。このライブに込めた葉月の並々ならぬ気持ちがわかるので、あわせて読んで頂きたい。

葉月 バンド編成のツアーファイナルに挑む! 浪花の狂犬が生音と戦う2.28 BIGCATは見逃せない!!【インタビュー】

葉月はインタビューでも語っていたように、このBIGCATのライブに1年をかけて準備していた。気持ちの上でも、実際の活動もそうだ。もちろん所属事務所も一丸で立ち向かっていた、「リベンジ BIGCAT」当日は関係者がそれぞれの集大成を見せる発表の場であった。

物語を始めたのはSTARMARIE

ゲストとしてオープニングアクトを勤めたのは、同じ事務所のSTARMARIE。グループの持ち味であるファンタジーな世界観は、これから始まる物語に観客を没入させていく大事なストーリーテラーの役目を十分に果たす。ファンも彼女達のおかげで『マッド博士の動物実験』の世界に入っていけたのだ。


『マッド博士の動物実験』ファイナル結果発表へようこそ

今回の「葉月2ndアルバムツアー『マッド博士の動物実験』」は全ライブが葉月バンドとして、バンド体制で行われた。東京・名古屋・神戸と感動を共にしてきたバンドメンバーは、暗転から薄暗く蒼い照明が差し始めた時、一人ずつ順番に白衣を着て登場。そして『マッド博士の動物実験』ファイナル結果発表は、物語のプロローグから幕を落とす。

-------------
むかしむかしの そのまたむかし。
とある時代の とある場所。

町の誰とも関わらず ただひたすら奇妙な人形を作る 奇妙な博士がいた。
町一番の情報屋のエレガンテはこう言った。
「死んだ娘の分身人形(コピードール)を作っているんだってさ。」
-------------


1曲目「涙のアト」が始まる。いつもの底抜けに元気な"はっちゃん"ではない葉月がそこにいる。蒼く浮かび上がったステージで、人形のような清楚なやわらかい衣装、幼くみえるその姿は、コピードールが目覚めていく様だ。
そう、葉月こそが死んだ娘のコピードールだった。コピードールを作り上げた博士は、今迄他の人間と関われなかった分をコピー人形との生活に至福の喜びを感じていたと物語にはある。
同じ喜びをコピードールも思っていたと感じさせるほど、葉月は喜び歌う。MCをまったくいれない様はコピードール故なのか…。

続く「キミに転生」・「血ミドロPUMPKIN PATCH」は、転生と血ミドロなどブラックでゴシック・荘厳な世界観だ。そして「自縛のメランコリー」へ、そのパフォーマンス姿は活発で元気ながらも、どこかおとなしさを感じさせる。このストーリーに入り込んでいる姿素晴らしい。


短い暗転とジングルが流れ、物語の世界が少し顔をのぞかせたかと思うと、ここからは一転して人間味のある笑顔で葉月は歌う。
「狂躁曲第8番2章」では、ステージを大きく使い、「LEGEND WING」では、生きていることを感謝する赤い血が流れているような照明で踊る。「ドラゴン」・「わんだふる☆カーニバル」で一気に弾け、そこには人間味100%・ライブステージの醍醐味を魅せる葉月しか見えない。


娘のコピードールは沢山作られた。実験に成功する前の博士のようにコピードールが寂しくないようにだ。楽しい事を共有できる仲間がいる嬉しさ、それを博士は知ってしまったかもしれない。それを”娘”に伝えたかったのだろうか、ただその代償として博士は冷たくなってしまう…
続く「紅黄草」は、ステージ中央にピアノが用意され、ピアノの弾きながらしっとりとバラードを歌い上げた。超アクティブな曲構成から一転のバラード。それはまるで、博士に贈るレクイエムの様だ…。


アーティスト・葉月がそこにいる

ここで、再び暗転。スクリーンには冷たい塊になってしまったマッド博士その後のエピソードが流れる。
-------------
さぁ、物語も中盤に差し掛かってきたわね。
博士が冷たい塊になって、人形たちが下した決断。
それは博士を人形にする事だったみたい。

まさか博士が人形になるなんて、私も今までのパラレルワールドの中では初めての経験よ。

人形たちは、博士を人形にする為に見よう見まねでたくさんの実験をしたらしいわ。
そしてたどり着いた実験方法は…いろんな過去を混ぜる事。
ノーマルエンド・ハッピーエンド・ループジエンド・・・そして語られていない過去も全て。

実験は見事成功して、博士はとうとう人形になってしまったみたい。
この物語は、いったいどんなエンディングを迎えるのかしら・・
-------------


この映像の後、ステージには少女が登場する。
映像を見ていた会場のファンはステージに人が居ることに驚きながらも、その真剣なまなざしに目を奪われた。
そして様々な液体を混ぜる実験をするコピードールのエピソードを演じられる。物語の世界から現実-リアル-の世界へ観客を引き戻した。短い時間ながら大事な役回りを演じたのは、えびすばし☆プリンセスの鈴原優美だ。


ここで葉月の衣装がかわる。前半とは一転、赤のタイトな生地に黒のレザーベルトが幾つも交差する直線を意識したスタイル。ただ首には血がついた包帯を巻き、足にも包帯という姿は、まだ観客が物語の中にいることを示している。
全ての過去を混ぜるという意味合い通り、神戸公演の最後の曲「LOOP THE LOOP〜マッド博士の嗜虐的な実験室〜」から後半のライブは始まった。「WATCH OUT!!」、「疑惑経典アンチヒーロー」では葉月の得意とするラウドなロックを聴かせる。


「HUNTING GAME」・「RESONANCE×RESISTANCE」では、ベースやドラムをLEDで緑・ピンク・紫で装飾するなど派手なロックなステージを魅せつける。前半の元気さは、人形の喜びを演じた元気さだったが、このパートではアーティスト・葉月の勢いとパフォーマンスを十二分に発揮した。

続いては、今回のライブツアーで葉月を支えたバンドメンバーのソロパート。テクニックを駆使したプレイにオーディエンスから歓声があがる。ツアーで音楽を奏でた「葉月バンド」としてはこのライブをもって一旦解散となることもあり、ファンからは暖かい拍手が送られていた。

浪花の狂犬はBIGCATをぶち破ったで!


ここからは、はっちゃんワールドの最高潮。「ライブって楽しいやろ!」と全身で話をしているようだ。「NO.82」では、オーディエンスと一体になったダンスで汗をかく。
「POPPIN' SHINING」・「BET∞MY LUCK」は更にコール&レスポンスで盛り上げまくる。ステージを右に左に、前に後ろに。それに呼応するようにオーディエンスも動く。これにはチーム菜の花のご年配の方も大喜びで手を叩いていた。


「VS MADDOG」では、葉月へのメッセージを掲げられ、ファンの熱い想いを葉月に伝える。
そして葉月御輿が登場。会場内を練りあるいたかと思うと、大きな猫が描かれた垂れ幕を体当たりで打ち破る。「浪花の狂犬はBIGCATをぶち破ったで!!」というファンからのメッセージだ。ファンもこのライブに掛ける意気込みが感じるシーンだった。
「REBIRTH TO DEATH」を最高のテンションで歌いきる葉月。「ビッグキャットありがとう、最高の景色をありがとう!」と、今日のライブに集い関係した全ての人に対しての感謝の言葉がでてしまうほどだ。そして、最後の曲「最初で最後の…」と前置きした「KILL ME AGAIN」でボルテージは最高潮になった。


アーティストとして躍動する葉月は最後に「KILL ME 【AGAIN】」と、再び人形としての命を封印し物語を締める。
それと同時に、最高の盛り上がりをもってファイナルを終えようとしているツアーのなかで、1年前のリベンジとして望んだBIGCATにも引導を渡したのだ。


結果発表はどうだったのだろう。
それは、アンコールで「わんだふる☆カーニバル」を楽しそうに歌うここに集ったファンの顔とやりきった葉月の顔をみれば明かだ。葉月としてまだまだファンに魅せたいものがある。

BIGCATよりも大きな敵がMADDOGには良く似合う。



Text&Photo 苦楽園 京

セットリスト

涙のアト
キミに転生
血ミドロPUMPKIN PATCH
自縛のメランコリー

狂躁曲第8番2章
LEGEND WING
ドラゴン
わんだふる☆カーニバル
紅黄草

LOOP THE LOOP〜マッド博士の嗜虐的な実験室〜
WATCH OUT!!
疑惑経典アンチヒーロー
HUNTING GAME
RESONANCE×RESISTANCE

NO.82
POPPIN' SHINING
BET∞MY LUCK
VS MADDOG
REBIRTH TO DEATH
KILL ME AGAIN

en わんだふる☆カーニバル


公演概要

タイトル:「葉月2ndアルバムツアー『マッド博士の動物実験』-ファイナル結果発表-」
会場:大阪 心斎橋 BIGCAT
時間:OPEN17:30/START18:30
料金:前売り2,000円/当日2,500円(+各1ドリンク)
出演:葉月BAND
ゲスト:STARMARIE





最新アルバム「マッド博士の嗜虐的な実験室」

関西を中心に国内のみならず世界中で活動。今なお勢いを増し続ける、浪花の狂犬「葉月」の最新アルバム
タイトルは「マッド博士の嗜虐的な実験室」。表題曲でもある「LOOP THE LOOP~マッド博士の嗜虐的な実験室~」をはじめ、彼女の持つダークで異端、他の誰にも表現不可能な世界観が詰め込まれた葉月史上最も完成度の高いアルバム。
強烈なオリジナリティと卓越されたライブパフォーマンス、命を削っているのかと思うほど鬼気迫る葉月の音楽はこれからも続いていく。

葉月公式ページからアルバムの試聴ができるのでぜひその耳で触れて欲しい!
http://shikisairecords-west.com/2413

アルバム情報

タイトル「マッド博士の嗜虐的な実験室」
品番 MSSR-3014
JAN 4562248030998
発売日 2016.12.4
値段 3,000円
発売元 色彩RECORDS

BIGCATの反響はこちら




葉月のココだけメール

葉月からメールが届く! ココだけの事をあなたに配信!
葉月のココだけメールはココから

「ゆうめいに、にゃりたい。」わーすたの…

博多発アイドルグループ「HR」安田玲&…