『PPAP』ならぬ『PPPPP』!なぜ人はパ行に惹かれるのか?乃木坂46の『ポピパッパパー』



ピコ太郎のPPAPこと『ペン・パイナッポー・アッポー・ペン』が話題でしたね。



『ペン・パイナッポー・アッポー・ペン』は、YouTube動画再生世界1位を記録する快挙を成し遂げました。世界中の人が、この奇妙なフレーズにハマっているのです。きゃりーぱみゅぱみゅの芸名もそうですが、人は「ぱぴぷぺぽ」というパ行の音に惹かれます。これはなぜなのでしょうか?

乃木坂46にもパ行を多用した曲『ポピパッパパー』が存在します。PPAPならぬPPPPPとも言えるこの曲。この曲でパ行の魅力を探ります。



“ポッピパッパパー ポッピパッパパー
プピパッパ ポッピパッパパー ポピピップ Yeah !”


サビのフレーズは、このようにパ行の連続になっています。正確には「ぽっぴぱっぱっぱー」と歌っているこの曲。言葉のリズム感の良さが際立ちます。パ行は破裂音と呼ばれる音。口の中を破裂させるように発する音です。必ず口が開くんですね。これで、思わず声に出したくなる、口を開けたくなる効果があります。そして、「ピコ太郎」「ピコピコ音」で表現されるように、近未来感をもつ音でもあるパ行。意味が分からないフレーズでも、新しい未来を感じさせる要素があるのです。

パ行は、このようなリズム感の良さ、口を開けたくなる効果、近未来感を持っています。だから人々はこの音に惹かれるんですね。

“わかる人 わかればいい
純な言霊
わかって欲しくない ドアを閉めて
秘密の世界

閉鎖的 楽しみ方
誰も入れない
明しなくてもわかり合える
壁を作って…”


乃木坂46の『ポピパッパパー』は、普通の歌詞も登場します。それも「わかる人 わかればいい」という歌詞。この堂々とした閉鎖性がこの曲の魅力でもあります。「わかって欲しくない ドアを閉めて 秘密の世界」で「秘密」という単語が登場。後半では「閉鎖的楽しみ方 誰も入れない」「壁を作って」というフレーズも出てきます。乃木坂46は、初期から清楚な女子高のようなイメージを作っており、ある種の閉鎖性が魅力になっているグループ。この曲は、こうしたグループが持つ特性も巧みに表現しているんですね。

“Party People Pure
Purple People Pure
PAPIPUPE People Please !”


この曲はPPAPのように、Pで始まる単語の例を挙げてくれます。「Party」「People」「Pure」「Purple」「Please」の5つの語が登場。パーティーの人々は純粋です。紫の人々は純粋です。パピプぺな人々、お願いします。日本語にあてはめると、このような感じになるでしょう。「Party People」パーティーの人々は、パーティーのように踊る乃木坂46であり、「Purple People」紫の人々も、グループのイメージカラーが紫である乃木坂46を表します。乃木坂46は純粋でピュアであるという、グループコンセプトを表現しているフレーズ。そして、そんな乃木坂についてきてくれる人々、パ行で話すだけでもついてきてくれるパピプぺな人々=このグループのファンに対して、お願いします!とうったえかけています。

“パ行で)歌いましょう
(パ行で)踊りましょう
(それ以外)必要じゃない
すべてが伝わる”


パ行で歌い踊ればそれ以外必要じゃない!すべて伝わる!という大胆な歌詞。実際に、この曲は乃木坂46というグループを端的に説明しているんですね。

人は歌詞に意味を求めがちです。意味不明なフレーズが出てくると、これは意味のないくだらないものだと聞き流してしまうもの。しかし、歌詞とは音の一部。歌詞の音というのは、アーティストを引き立てる役割を担っているのです。PPAPは、ピコ太郎の派手な見た目を印象付けました。これと同じように、『ポピパッパパー』は、その響きで乃木坂46が持つ可愛らしさや純粋さ、明るさや楽しさや新しさを引き出しているんですね。



TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

関西のNewアイドルを発掘!COME …

メジャーデビューからもうすぐ一ヶ月!!…